年頭久しぶりに発熱して寝込み、
ひたすらボーっとしている間頭の中をぐるぐると回っていたのは
なぜか「オルフェウスの窓」 かぜっぴきにコレは暗い・・
そのあとやってきたのは「エイリアン通り」 コリャ明るい
カリフォルニアの乾いた風、シャールくんの金髪、セレムの黒く長い髪・・
好きだったな〜
今思うとそれはどうよなストーリーなんだけど
それはわたしも大人になってよごれっちまったカナシミに ってなもんで
中高生時代の心はわしづかみにされたもんです
さわやかすぎる青春譚 世界と未来は力強く、輝いていた!
その後の成田美名子をあまり知らないのですが・・
(「サイファ」あたりで転んだクチ)
思えば、911なんてのは彼女にも衝撃的だったのではないでしょうか
エイリアン〜の舞台はアメリカだったけど、シャールくんの出自といい
根底にあるのはアラブ・イスラム世界であり、
それはあの作品にとって車の両輪であり鳥の双翼でした
その両者がこのような、先鋭的な対立に至ろうとは
さて本題
年末年始、読んでいたのはそれらとはなーんも関係なくて、
篠有紀子シリーズでありました〜
年末は(私にしては)久しぶりの「花ひよ」、年頭は文字通り久しぶりの「高天原」
後者は神社漫画であり、年頭にはぴったりの趣
いずれも堪能し、あーいいわ篠ワールド!の感慨再び
しかし心配なのは篠氏その後
レディース誌の淘汰と統合が進む中、作家さんたちの活躍の場は狭まる一方なのではないかと心配・・
な〜んて書いてみたけど、2005年に休刊したのはYoung Youでしたねー
小学館でした(^^;
篠氏の活躍の場はとりあえず講談社(キスコミックス)
とまれ安泰とはいえないでしょうが、今のとこ去年も新刊出してるし(1冊だけど)
寡作であっても描きつづけてくだされば新作が読めるというもの
末永くお付き合いさせていただきたいです(はぁと)